日常生活で日頃からバイクに乗っている人もいれば、マフラーやシートなどそれぞれにこだわった愛用のバイクで、春には暖かさを感じて満開の花を横目に風を切って、夏には海辺を潮風と磯の香りを感じながら・・と四季の移り変わりをバイクと共に人生を送ってきた人も多いのではないでしょうか?
はたまた、若い頃は仕事が忙しかったりお金と時間的な余裕がなくバイクには手が出せなかったけどやっと退職して自分にご褒美として念願のバイクを買ったという人もいるでしょう。
若い年代でもバイクを趣味としている人も多く、近年では女性のライダーも多く見かけるようになりました。
いつまでもバイクに乗って出かけたい!!という気持ちをいつまでも持つことはいいことです。
しかし、終活を考えていくのであれば、あなた自身の現実もしっかり考えなければいけません。
すでにもうバイクからは引退して車庫に置いてそのまま眺めるだけというのであれば、1台くらいは気持ちに踏ん切りが付くまで持っていてもいいと思いますが、廃車などの手続きをしない限り保険料や税金などのお金も掛かってしまいます。
その分のお金は他のことに使った方が、もしかしたら有意義な今後の生活を過ごす助けになるかもしれません。
そして、まだまだバイクに乗り続けているという人も体力的な問題を考えると、いつまでも乗り続けることは正直難しいでしょう。
信号で止まった時にヨロッと倒れそうになってしまったり、曲がり角に差し掛かった時に若かった今までと違う体の筋肉の使い方を無意識にしていて変に疲れたり。。
そういったこともバイクから降りるサインでもあるかもしれません。
自宅に何台もバイクがあったり、パーツが転がっているというのであれば、あなた自身が元気なうちに片付けていく義務があります。
バイク好きにとっては、車体そのもの、そしてパーツ一つひとつまでもが魅力的に見えます。
しかしキツイことを言えば、興味がない人にとっては「場所を取る邪魔なもの」でしかないのです。
仮にあなたの家族がバイクに興味がなかったとして、あなたが亡くなった後に家族によって適当な業者に引き取られてしまうのは、あなたと思い出を積んできたバイクにとってはかわいそうなことです。
だからこそ、今のうちに大切なバイクをどうするか?を決めておいてください。
・バイクは売るのか?処分するのか?譲るのか?
・バイクを譲る場合、名義変更などの書類は用意できていますか?
・売る場合には売るための準備はできていますか?
車体のキズやヘコミ、バッテリーの不具合などは査定の際にはマイナスポイントになってしまいますのである程度のメンテナンスはしておいた方がいいでしょう。
バイクを処分するのは案外簡単で、無料で引き取りをしてくれる業者もあります。
ネットでの査定申込や店舗への持ち込みでの査定など、バイクを売るとなっても沢山の選択肢があります。
ただひとつ言えることは、思い出と共にあなたと一緒に走ったバイクなのだから、直接お店の人と話し合って信頼できて納得できる手放しができることがベストでしょう。