手間暇かけてエサあげて世話した水草や魚たちの行方は・・?

一度ハマったら抜け出せない、魚たちの動きの可愛さと揺れる水草の動きが癒しを与えてくれるアクアリウム。

魚たちは餌をあげる度に近寄ってきては嬉しそうにエサを突いて食べて、水草や水温のメンテナンスも欠かさず行って手間暇かける分より一層、愛着が湧いてくるかと思います。

部屋にいくつも違った大きさの水槽があったり、照明をいくつも使って美しい水草のアレンジを施したりとお金をかけてきた方も多いでしょう。

しかし、照明代や水温調整のための光熱費も水槽がいくつもあれば出費も積み重なり馬鹿になりません。そして、水槽の持ち運びや移動、水の入れ替えなど重い物の持ち運びで、体が悲鳴をあげる瞬間も増えてくることも考えましょう。

なかなか体が動かなくなってきて世話もちゃんとできなくなってくる。。だからと言って、ないがしろにしていいわけでは決してありません。

命あるものであなたが大切に育ててきたからこそ、今後のあなたが手に負える範囲にまであなた自身が元気なうちに、最低限の数まで今のうちに減らしておく必要があります。

今後を考えた時、
あなたが亡くなった時、あなたと同じレベルで世話をできる人がいますか?
あなたに変わって世話をし続けられる人が身近にいますか?

あなた以外の誰も世話ができないのであれば、その水槽にいた子たちは全て死んでしまう運命でしかありません。

しかし、気が向いたからこの際全てのアクアリウムから手を引く、というのは正直あまりお勧めではありません。

あなたの心の拠り所がなくなり、なんとなく心にぽっかり穴が空いてしまったような寂しさを感じてしまうでしょう。全て無くすのではなく、減らす・縮小することを考えてみてください。

今まで大型の水槽で棚に置くしかなかったけど、卓上の水槽にしてみたり、今まで10個以上あった水槽を1、2個まで減らしてみたりなど調整ができるはずです。
もちろん、減らす際には生き物であるがゆえその方法も重要です。

決して、近くの川や海に放すということはしてはいけません
生態系のバランスが崩れ、日本の固有種が全て食い尽くされるなどの被害にもつながってしまいます。

処分の際には、生体の引き取業者に依頼をしたり、アクアリウムや魚の飼育に詳しい知人・友人に譲るなど生き物の次の飼い手を探すことを1番に考えてください。

一部のアクアリウムの専門店やペットショップなどでは、魚から水槽、水草までまとめて買取や引き取ってくれるお店もありますので、自宅近くのお店を探してみるのも一つの手でしょう。

もちろん、売ることも可能です。
近年では、ネットオークションなどに出品をして、珍しい個体や人気の品種などを販売している人も多いです。しかし、生き物の取引なので、購入者の手元に届いた時にはすでに死んでしまっていたというトラブルの事例もありますので注意が必要です。

そして、サイトごとに出品可能な生き物が限定されていたり、不可の場合がありますので利用するサイトごとの利用規約やマナーをしっかり守りましょう。

あなたが可愛がってきたのだから、手放しをする最後の日まで責任を持つことを考えましょう。

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