どこへ行くにもカメラ片手に家族との思い出の写真を撮ったり、シャッターを切る感覚やそのカメラの質感にまで惚れ込み・・・と昔から趣味として多くの家庭に普及したカメラ。
現在、中高年の年代の方はフィルムカメラは発売当初は高くとも手に入れたい趣味のものとして店頭に買いに走った人もいるのではないでしょうか。
近年では高画質で高性能なカメラが発売され、年齢や性別を問わずカメラを趣味にしている人が多く、街中でも首にカメラをぶら下げて何気ない風景を写真に撮り、楽しんでいる方を多く見かけるようになりました。
しかし、デジカメだけでなくスマートフォンなど、いつでも繊細な描写の写真が驚くほど簡単に撮れるようになり、時代の流れに押されてきているのがフィルムカメラです。
フィルム自体が店頭で手に入りづらい、現像が近くのお店でできない、今となっては結局デジタルの方が使い勝手が良くフィルムカメラは何年も使っていないから・・と手放しを考える方が増えているようです。
しかし、子供の運動会・・誕生日・・旅行・・仕事で・・などいろいろな場所にカメラを持って出かけていた人も多いでしょう。
だからこそ、思い出がたくさん詰まっているから簡単に捨てられないし、価値がわからない人には渡したくない!という方が多いのも事実。
しかし、現実を考えてみると、、
家族や身近な人にフィルムカメラに興味がある人がいない、譲る人がいない、遺品として自宅にたくさん残してしまうのも家族がどうすればいいかわからずただのゴミとして捨てられてしまうのではないか・・と悩む人が非常に増えてきています。
実際、あなたが亡くなった時のことも真剣に考えなければなりません。
残された家族が、あなたの遺品整理をする際に一番大変なのは趣味のものなのです。
価値があるかどうかもわからない、処分するのにもお金がかかる。
・・遺族の方からはこのような大変な思いをしている人も多いのです。
そこで、まず今後どうしようか?ということからまず考え始めてみてください。
カメラの処分の方法は大きく分けて3つ
・処分する
・譲る
・売る
処分する場合は、自分の住まいの自治体で不燃物や廃品回収として出す方法です。
しかし、処分する前には必ずどこかで査定をしてもらってからにしましょう。
もしかしたら、希少な型式のカメラで驚くような高値で売買されている場合もあるからです。
譲る場合は、子供や孫、近所の知り合いなどにカメラが欲しい人がいないかを思いつく限り探してみましょう。
売る場合は、自分でゴミとして出すことは気が引けたり、身の回りに譲る人がいなくて結局処分しかない場合には売ることをお勧めします。
何より、「売る」という選択肢をとった場合、カメラは次の方に引き継がれます。
捨てればただのゴミ、譲る人もいなければただのゴミ。
であれば、少しでもカメラに第2の人生を考えてあげられるのは、持ち主であるあなたしかいません。
不用品としてではなく、再び活躍できる方法を選んだ方があなたの心もきっと軽くなり、どこかホッとした気分とスッキリしたような気持ちになれるでしょう。
カメラを売る場合の注意点※
●そのお店は「カメラのことをどう考えているのか?」を見てみてください。
まずはあなたが売りたいと思ったお店は、ただ単に、高く買います!!とだけ宣言していてカメラ自体やあなたとカメラの思い出などは二の次というようなお店。こういったお店は反対に、安く買い叩かれる可能性がありますので注意です。しっかりと、カメラに対してどのような意識で取り組んでいるかを確認してください。
あなたの大切なカメラを見て査定をしてもらうのですから、しっかりと思いがこもった取引ができるお店を見つけてください。
●古物商許可番号が記載されているか?
基本的なことですが、中古品の買取は古物営業法という法律上で、古物商許可番号というものが必要になります。これがなければ違法な取引となりますので、必ず確認をしてください。
●お店の人はどんな人?
お店の規模にもよりますが、どんな人が査定をしているのか?どんな人がお店の顔として責任を持って営業しているのか?を見てください。こういったお店は顔出しをしている以上、当然ながらしっかりと運営をしています。また、顔が見えている方があなたにとっても親近感が湧くことでしょう。
●どんなカメラがそのお店で査定されているのか?
カメラを売ろうと思った時、結局は査定額がどのくらいつくのか?というのも問題になってきます。
いろんなカメラを買いますよ~と言っているお店より、○○カメラ専門店などの方が、プロの方がしっかり査定をしてくれる場合が多いです。
また、今の市場の状況と相場を見て、値段がつかずどうしても買うことが難しいという機種もあります。
そういったカメラは、自分で処分するという選択肢も持たなければいけない覚悟も持ちましょう。
最近は、多くの会社で訪問買い取りも増えてきていますが、コロナウイルスの流行により、自宅に来てもらうのは怖いという方も多いでしょう。
その場合は、自宅にいたまま宅配で品物を送って査定をしてもらえる会社もあります。
あなたの思い出の詰まったカメラ、自分の都合にあった方法を考えてみてくださいね。